「北陸地域の雇用創出につながる新規産業の可能性」に関する調査
事業年度
平成21年度
調査概要
我が国経済は、全体として持直しの動きが続いているが、失業率が高水準にあるなど、なお厳しい状況にある。北陸地域でも、依然として厳しい状況の中で電気機械の生産が増加するなど持直しの動きがみられるが、雇用面では厳しい状況が続いている。
本年度は、雇用創出の観点から①「農業ビジネスの北陸での展開可能性調査」②「北陸地域における低炭素・循環型社会の構築による地域づくりに関する調査」の二つの調査事業を行った。
これらの調査は、外部の専門家からの意見を伺うため、大学教授で構成された委員会を設置して行った。
①については、異業種企業からの農業ビジネス進出、若い意欲のある人の農業就労、また6次産業化への展開可能性について、特に生産と消費などの「結び付け」を行うコーディネート機能に注目し、農業ビジネスの先進地(四万十ドラマ、高知オーガニックマーケット等)ヒアリングにより、北陸地域への導入可能性について調査を行った。
②については、北陸地域の企業を対象として、低炭素・循環型社会の構築に関する事業の実施状況をアンケート方式で実施し、北陸地域の企業の先進的取組を調査したほか、他地域の取組事例についてヒアリングを実施し、北陸地域における「人、モノ、金、情報」の最適な循環を促す、雇用創出のための新産業創出に効果的な仕組みづくりについて調査を行った。