「北陸地域における産業観光の現状と課題」に関する調査及び研究
事業年度
平成27年度
調査概要
待望の北陸新幹線が開業し、北陸三県においては県をはじめ各自治体、経済団体、各種関係団体が効果を最大化するための各種活動を行っている。産業観光においても、三県の経済団体が中心となり、各県の産業遺産や産業施設の受入態勢等について活発な議論が交わされている。 本調査研究は、北陸において産業観光に取り組む企業の状況および全国・北陸において成果を上げている事例の調査を通じて、北陸の産業観光を推進し、地域産業さらには地域経済全体をより発展させていくために「企業として」「地域として」今後どのような取り組みが必要かを検討、提言するものである。
【報告書の概要】
北陸における産業観光の期待と可能性、産業観光実施施設の現状・課題、課題解決の方向性についてデータ収集及びアンケートによる調査整理を行い、それらを踏まえて今後の北陸における産業観光推進方策を企業レベル、地域レベルで提案する。
【北陸産業観光の課題】
① 個々の産業観光施設、受け入れ企業が必ずしも十分に対応しきれていない。
② 北陸に潜在的に存在する産業観光の要素・素材が十分に「資源化」されていない。
③ 産業観光資源が十分に商品化されていない。
④ 広域的、組織的に推進する仕組みが必ずしも十分に整っていない。
以上のようなことを踏まえ、北陸の産業観光推進に向けた方向性として次のようなことが挙げられる。
【まとめ】
① 産業観光に取り組む企業の課題解決を通じて対応力を高める。
② 企業による産業観光への参入を促し、潜在化している産業観光資源の開拓と充実を図る。
③ 産業観光推進に向けた取り組みを広域的に、地域ぐるみで進める。
検討委員会
回 | 開催日 | 開催場所 |
第1回 | 平成27年 8月19日(水) | 金沢市 金沢都ホテル |
第2回 | 平成27年10月22日(木) | 金沢市 金沢都ホテル |
第3回 | 平成27年12月24日(木) | 金沢市 金沢都ホテル |
関連行事
平成27年度調査・研究事業報告会「北陸地域における産業観光の現状と課題に関する調査・研究」(平成28年7月28日)