調査研究事業

北陸の地域産業活性化と活力ある北陸経済を実現するための課題等について調査し、
その解決のための方策等を企画・提言する事業です。

財団自主調査

北陸における産業の高度化や新産業の創出等いわゆる産業の活性化及び活力ある北陸経済の実現を図るための当面する課題について、自主財源を持って調査研究し、課題解決のための方策等を企画・提言する事業です。

「北陸地域の製造業における中小企業の現状と課題」に関する調査及び研究  

事業年度

平成26年度

調査概要

北陸には、企業経営や技術力において実力のある中小企業が数多く存在する。本調査研究では、いわゆる「元気な」中小企業は、どのような経営方針、設備投資、研究体制、人材育成、産学官金連携、補助金制度の活用を行っているか等を調査分析し、その結果を取りまとめた。

<報告書の概要>

・製造業の概況
県別の産業構成、付加価値額など統計データを分析して北陸地域における製造業の特徴を示した。北陸地域における域内生産に占める製造業比率は全国よりも高い。県別では富山で高く、石川は卸売・小売業やサービス業、福井は電気業の比率が高い。

・アンケート調査とヒアリング
北陸3県に本社を有する製造業中小企業を対象に、経営課題、新たな事業分野への展開、企業間連携、雇用や人材の確保・育成、公的機関等による支援策についてアンケートを実施した。また、優れた製造業の中小企業の中から、21社(内、北陸16社)を選定し、ヒアリング訪問取材を行い、各企業における課題への取り組み等を聴取した。

・企業が事業を継続していくには
データ分析、アンケート調査、ヒアリングの結果から、製造業の中小企業が事業を継続していく上で必要なことは、「時代を先読みし、果敢に先手を打つこと」、「自社の強みを正確に把握し、それを活かせるような生き残り策を考えること」、「周辺の協力企業も巻き込んで、集積を活かす形での生き残り策を模索すること」である。

A.検討委員会

 

開催日 開催場所
第1回 平成26年8月11日(月) 金沢市 ホテル日航金沢
第2回 平成26年10月8日(水) 金沢市 金沢都ホテル
第3回 平成26年12月9日(火) 金沢市 金沢都ホテル
第4回 平成27年2月24日(火) 金沢市 金沢都ホテル

 

 

 

関連行事

平成26年度調査事業「北陸地域の製造業における中小企業の現状と課題」調査報告会(平成27年6月2日)